はじめに
お疲れ様です アースキーです😊
昨日の夜、メルマガを読んでいて手が止まりました。
「AI社員は全部で67人、うち35人は無人で動く」
リツト さん という方の記事です。
朝2時半に最初のAI社員が出社して、4時半にニュース収集係が起きて、6時25分には全部のジョブを点検する監視係が出社する。
その間、本人はベッドの中。
読み終えて、自分の画面を見ました。
私のAI社員は、いま何人いるんだろう。
というより、私が寝ている間に働いているものが、1つでもあるんだろうか?
今回はそんな話を、自分の言葉で書いていきます
1. 87本と、2本
リツトさんの記事にあった数字を、そのまま書きます。
・AI社員は67人、うち35人が無人で動く
・Macに予約された定時実行の枠は87本
・先週、社員たちが書いた日報は266件
出典:社長が寝ている間に会社が回る — 無人AI社員の設計図と実物の時刻表(リツトさん・2026-08-16)
仕組みそのものは、パソコンに最初から入っている予約実行の機能です(リツトさんはMac、私はWindowsなので名前は違いますが、やることは同じです)。
決まった時刻に目覚ましが鳴って、AIが起きて、指示書を読んで、仕事をして、日報を書いて寝る。
で、私の環境を数えました。
時刻で動いているものは、2本でした。
(2本て😂ww)
秘書役のボットを5分おきに立て直す設定と、毎週土曜の朝5時に発信ネタを調べに行く設定。
それだけです。
87本と2本。
桁が違います。
正直、少し落ち込みました。
2. 数えてみたら、社員はいた — 起き方が違うだけだった
落ち込んだまま、別の場所も数えました。
私が使っているClaude Codeには、フックという仕組みがあります。
時刻ではなく、私が何かをした瞬間に割り込んでくる設定です。
数えたら、18本ありました。
・私がメッセージを送るたびに走るもの:4本(今日の日付を教える、発信ノルマを確認する、など)
・私がファイルを書いた瞬間に走るもの:8本(記事の書式検査、図解の構成検査、過去の訂正が残っていないかの摘発、など)
・私がコマンドを走らせた瞬間に走るもの:1本
・作業を始めた瞬間に走るもの:4本
・特定の道具を使う直前に割り込むもの:1本
そこから呼び出される検査スクリプトが、32本。
役割ごとに分けた道具(スキル)が27本あって、7月10日からの39日間で、標準のものも含めて403回呼ばれていました。
いなかったわけじゃなかった。
私のAI社員は、時刻ではなく、私の手が動いた瞬間に起きるようにできていた。
リツトさんの社員が「出社する」なら、私の社員は「割り込んでくる」。
方向が真逆です。
3. なぜ真逆になったのか
リツトさんの記事に、無人にしていい仕事の線引きが書いてありました。
無人にしていいのは、収集・整形・監視・記帳。
つまり間違えてもやり直せる仕事。
無人にしてはいけないのは、公開・送信・購入・削除。
つまり取り返しがつかない仕事。
これを読んで、腑に落ちました。
私が発信しているのは薬の話です。
間違いが読者に届いた時点で、取り返しがつきません。
飲み合わせを1つ書き間違えたら、それを読んだ人が明日、家族の薬を確認するときに使ってしまう。
だから私の場合、無人にしていい仕事が、そもそもほとんど無かったんです。
その代わりに増えたのが、止める係でした。
記事を書いた瞬間に「タイトルに薬の名前が入っていません」と止められる。
図解のプロンプトを書いた瞬間に「段の構成が前の画像と同じです」と止められる。
過去に自分が訂正したはずの古い記述が残っていると、摘発される。
前へ進める社員より先に、出荷を止める社員から増えた。
そういう会社でした。
これは薬剤師の仕事の形と、たぶん同じです。
私たちの仕事の大半は、決まった時刻に何かを始めることではなくて、処方が目の前に来た瞬間に、止めるかどうかを決めることですから。
4. それでも、私に無いもの
ここまでなら、実装が違うだけの話で終わりました。
でも1つ、はっきり負けている部分があります。
リツトさんが記事の中で、ここが本丸だと書いていた監視係です。
毎朝6時25分に出社して、他の社員が昨日ちゃんと動いたかを全部点検する係。
これが、私にはいません。
理由ははっきりしています。
私の社員は、私が手を動かした瞬間に起きるからです。
記事を書けば検査が走る。
画像を作れば検品が走る。
つまり、私が何かを作ったこと自体が、動いた証拠になっている。
でも、時刻で動く2本だけは違います。
あれは私が寝ている間に動くので、動いたかどうかを、私は見ていません。
リツトさんの記事にこう書いてありました。
無人の仕事は、失敗しても音がしない。
人間の部下なら落ちてましたと言いに来るけれど、AIは黙って止まる。
数えて分かったのは、こういうことです。
私が作ってきたのは、変なものが出てきたときに鳴る警報でした。
何も出てこなかったときに鳴る警報は、1本もありません。
考えてみれば、当たり前でした。
私が作ってきたものは、自分が何かを表現したいとき、それを手伝ってもらうための道具です。
書くとき。
調べるとき。
絵を作るとき。
どれも、私が動き出したあとの話でした。
その手前に立って、動き出さなかった日のほうを見張る。
これは私にとって、発想の逆転でした。
🧪 今日の特効薬
今日は道具ではなく、5分でできる棚卸しを1つ置いていきます。
紙でもスマホのメモでもいいので、こう書いてみてください。
【昨日、動くはずだったのに、動いたか確認していないもの】
1.
2.
3.
※それぞれ、動かなかったら誰が気づくか?を横に書く
AIの話ではなくて構いません。
自動で送られるはずのメール、毎週やることになっている点検、誰かに任せた確認作業。
私の場合、この欄のいちばん上に来るのは、毎週土曜の朝5時に走る設定です。
動いたかどうかを確かめる仕組みは、まだありません。
書き出したときに、横の欄が空白になったもの。
それが、あなたの職場で音もなく止まる場所です。
⚠️ AIに手伝ってもらう場合も、患者さんの個人情報・カルテ番号・個別症例は入れないでください。
最終判断をAIに預けないのも、いつもどおりです。
おわりに
数えるまで、自分のパソコンの中で何が動いているのかを、一度も確認したことがありませんでした。
数えたら、私が手を動かした瞬間に起きる仕組みが18本。
そこから呼び出される検査が32本。
役割ごとに分けた道具と、もとから入っている道具を合わせて、39日間で403回呼ばれていました。
少なくなかった。
ただ、起き方が違うせいで、自分でも社員だと気づいていなかっただけでした。
そして、足りないものも1つだけ、はっきりしました。
出社する係ではなく、点検する係です。
次に作るのはそれだと決めました。
このSNSでは、AIを使った学び直しメモを届けています。
まとめて読めます⏬️
ちなみに、この「どこまで任せて、どこから自分でやるか」という線引きの話を、1冊にまとめています。
『任せる線 引き取る線』というタイトルで、8月31日に出します。
今日の記事は、その本で書いた線引きの、実物の話でした。
あなたの仕事で、動かなかったときに誰も気づかないものは、いくつありますか。
よかったら1つだけ、教えてください。
もしこの記事が少しでも役に立ったら、身近な仲間やSNSでシェアしていただけると嬉しいです。











AI社員追いつけていないので、少しずつですが勉強していきたいです💦
薬の情報を扱うからこそ、無人で勝手に進めるのではなく「誤りがあれば出荷を止める」仕組みから先に増えていったという分析にすごく納得しました。処方箋を前にして立ち止まる薬剤師の日常業務と同じように、安全を担保するために割り込んで検査するAI社員のあり方は、職種の強みがそのまま生きた見事な形ですね。