Roblox公開直前、フリーモデルにバックドアが仕込まれていました
はじめに
お疲れ様です。
アースキーです。
「バックドア」って知っていますか?
バックドアとは、外からこっそり操作されたり、不正なコードを実行されたりするための「裏口」のようなものです。
家で言えば、玄関ではなく、知らないうちに作られた勝手口です。
今回、その裏口になり得るものが、Robloxのフリーモデルの中に紛れていました。
見た目は、普通の鳥居でした。
Roblox Studioでステージに置いても、最初は何の違和感もありませんでした。
でもPlayテストをした瞬間、偽の「Error 501」が表示されました。
そして、エラーを直すために、コマンドバーへコードを貼り付けるよう誘導されました。
ここで貼り付けていたら、かなり危なかったと思います。
幸い、実行前にAIへスクショを見せて相談したことで、これは正規のRobloxエラーではなく、悪意ある誘導だと気づけました。
この記事は「Robloxは危険」という話ではありません。
AIとフリーモデルを使ってゲーム制作を始める人に向けて、公開前に必ず確認してほしいことを残すための記事です。
見た目は普通の鳥居でした
今回の対象は、制作中のRobloxゲーム「トリッカフラワー」です。
元々は、お寿司職人|AI Robloxゲーム教材 をベースに独自のやり方でやってみよう!そう思い達初めて ついに公開!できる😭
そう思った矢先の出来事でした
ステージの雰囲気を整えるために、鳥居のフリーモデルを入れていました。
フリーモデルとは、Roblox上で公開されている無料または自由に使えるモデル素材のことです。
初心者にとっては、とても便利です。
鳥居。
木。
岩。
建物。
家具。
乗り物。
こうした素材を一から作らなくても、ステージに置くだけでゲームらしくなります。
だから、使いたくなる気持ちはよく分かります。
私も、制作を早く進めるために使いました。
ただ、ここで大事なのは、フリーモデルは「見た目だけの素材」とは限らないことです。
見た目は普通の鳥居でも、中にScriptやUIが入っていることがあります。
「Error 501」を信じていたら危なかったです
Playテスト中に出たのは、偽のエラー表示でした。
「Error 501」
「Something went wrong with this game」
そのような文言で、画面上にエラーのようなものが表示されました。
そして、コマンドバーにコードを貼り付ければ直る、という流れに誘導されました。
コマンドバーとは、Roblox Studio内でコマンドやコードを直接実行できる入力欄です。
簡単に言えば、ゲーム内部を直接操作できる場所です。
便利な機能ですが、知らないコードを貼る場所ではありません。
ここに不正なコードを貼って実行すると、自分の手で危険な操作を実行してしまう可能性があります。
初心者ほど、エラーが出ると焦ります。
「直し方が書いてあるなら、その通りにすればいいのかな?」🤔
そう思ってしまう。
でも、Roblox Studioで「このコードをコマンドバーへ貼れば直ります」と言われたら、まず止まってください。
それは修復手順ではなく、攻撃者があなたに不正コードを実行させるための誘導かもしれません。
バックドアとは何か
バックドアとは、外からこっそり操作したり、不正なコードを実行したりするための「裏口」のようなものです。
普通の利用者には見えません。
でも、攻撃者にとっては、あとから入り込むための入口になります。
Robloxのフリーモデルでも、見た目は普通の装飾なのに、中にScriptやUIが紛れていることがあります。
Scriptとは、Roblox内で動くプログラムのことです。
LocalScriptは、主にプレイヤー側の画面や操作に関わるプログラムです。
ModuleScriptは、他のスクリプトから呼び出して使う部品のようなプログラムです。
もちろん、Scriptが入っていること自体が悪いわけではありません。
たとえば、ドアを開閉するモデルなら、開閉用のScriptが必要なこともあります。
光る看板なら、光り方を制御するScriptが入っていることもあります。
問題は、なぜ普通の鳥居に、エラー画面を出すUIや、外部の何かを読み込む処理が入っているのか、という点です。
今回危なかったのは、偽エラーを見せて、こちらにコマンドバーへコードを貼らせようとしてきた点でした。
つまり、攻撃者が直接侵入するというより、こちらに危険な操作をさせる形です。
フリーモデルは「無料素材」ではありません
今回の一番大きな学びは、ここです。
フリーモデルは「無料素材」ではありません。
他人が作ったコード入りの箱です。
見た目が鳥居でも、中身まで鳥居とは限りません。
この感覚は、Roblox初心者ほど持っておいた方がいいです。
フリーモデルを使うこと自体が悪いのではありません。
中身を確認しないまま公開することが危ないのです。
見た目だけで安全性は判断できません。
むしろ、見た目が自然だからこそ、気づきにくい。
今回も、鳥居そのものはステージに馴染んでいました。
違和感が出たのは、Playテストで偽エラーが表示された瞬間です。
コマンドバーに貼れと言われたら止まってください
ここは、この記事で一番覚えてほしいところです。
Roblox Studioで、エラー修復を理由にコマンドバーへコードを貼るよう言われたら、止まってください。
その場で実行しない。
一度、スクショを撮る。
AIや詳しい人に相談する。
モデルの中身を確認する。
この順番にしてください。
今回見つかった不審なコードの中には、外部モデルを読み込む処理や、外部通信に関わる設定を有効化するような処理が含まれていました。
詳細な不正コードは、悪用防止のため掲載しません。
ただし、初心者でも覚えておきたい危険サインはあります。
loadstringrequire(数字)GetObjectsHttpServiceHttpEnabledError 501paste it into the command barコマンドバーに貼り付け
これらを見つけたら、すぐに「危険かもしれない」と考えてください。
公開前に確認した場所
今回、感染の可能性がある部分を調べるときは、ゲーム全体を確認しました。
特定のモデルだけを見れば終わり、ではありません。
Robloxでは、危険なものが必ず見える場所に置かれているとは限らないからです。
確認した場所は、たとえば次のようなところです。
WorkspaceServerScriptServiceServerStorageReplicatedStorageReplicatedFirstStarterGuiStarterPlayer
初心者向けに言い換えると、これは「ゲーム内の部品置き場」や「スクリプト置き場」や「画面UI置き場」です。
画面に見えているものだけでなく、裏側のフォルダにも入り込むことがあります。
特に確認したのは、次のようなものです。
不要な
Script不明な
LocalScript意図しない
ModuleScript見覚えのない
ScreenGui不自然な
TextBoxCreditsやMaterialなど、無害そうな名前のオブジェクト外部読み込みや外部通信に関わる文字列
今回は、怪しい部分を削除または隔離し、再検査でcleanを確認しました。
また、影響を受けたコピーPlaceはアーカイブしました。
コピペを実行しなかったため、被害はゼロでした。
ここで止まれたのは、本当に大きかったです。
Roblox初心者向けチェックリスト
Robloxでフリーモデルを使うなら、最低限これだけは確認した方がいいです。
保存用に、短くまとめます。
Roblox公開前チェック
フリーモデル挿入直後にExplorerを確認する
Script/LocalScript/ModuleScriptを検索するScreenGui/TextBox/ 不審なUIを確認するloadstring/require(数字)/GetObjects/HttpServiceを検索するPlay中に偽エラーUIが出ないか確認する
不明なコードは削除または隔離する
検査結果をDayLogへ残す
clean確認後に公開する
この順番を守るだけで、かなり事故を減らせます。
大事なのは、検査が終わるまで公開作業に進まないことです。
AI制作では、検査ルールまで作る必要があります
今回、AIにスクショを見せて相談したことで止まれました。
これは良かった点です。
ただし、「AIに聞いたら助かった」で終わらせるのは危ないです。
次からは、フリーモデルを入れた直後に必ず検査する。
検査が終わるまで、Playテストや公開作業に進まない。
このルールまで落とし込む必要があります。
一度助かった体験は、油断にもなります。
だからこそ、今回の件は記事にして終わりではなく、制作手順に組み込むべきです。
トリッカフラワーでは、今後の公開前チェックとして「フリーモデル挿入後の即時検査」を最優先にします。
AIでゲーム制作は速くなりました。
でも、速く作れるほど、危ないものも速く入ってきます。
だから、速く作るだけでは足りません。
止まる手順が必要です。
おわりに
今回伝えたいことはこれです。
知らないコードを残さないことが、公開前の最優先です
Robloxが危険、という話ではありません。
フリーモデルも、正しく使えば制作を助けてくれます。
でも、見た目がきれいなモデルの中に、知らないコードが入っていることはあります。
今回、トリッカフラワーでは公開前に止まれました。
これは失敗ではなく、事故を防いだ制作ログです。
公開前に一番大事なのは、最後の飾りつけではありません。
知らないコードを残さないことです。
Roblox制作で、似たような偽エラーや不審なフリーモデルを見たことがある方は、返信で教えてください。
今後も、AIを使ったRoblox制作ログと、公開前チェックリストを残していきます。
普段は薬剤師として働く私でも こんな短期間でゲームをつくれるようになったのは
間違いなく お寿司職人|AI Robloxゲーム教材 の教材のお陰です😊
もしこの記事が少しでも役に立ったら、同じようにRoblox制作を始めている方やSNSでシェアしていただけると嬉しいです。










